緑内障とドライアイ


 

眼が見えない~

 

緑内障は「目の成人病」とも言われるくらい

40代を過ぎた方に多い眼病で

40代の20人に1人は緑内障であると言われています。

緑内障の患者数は200万人とも推定され、

そして恐ろしいのは、

緑内障が原因で年間2,000人

失明している方がいる眼病です。

今回は「緑内障」のことや

「緑内障とドライアイの関係」をご紹介していきます。

 

◆緑内障とは?◆

 

緑内障と名前が似ている

白内障は目が白く濁って、失明しますが、

緑内障は目が緑になるわけではありません。

名前の由来は、

目が緑に見える事からついたみたいですが・・・

緑内障は

「 視神経乳頭の異常と、特徴的な視野の変化の両方

あるいはどちらかがあり、眼圧を十分に下げることで

視神経障害の改善あるいは

進行を防止できる可能性のある病気」と定義されていました。

専門的すぎてわかりにくいですね・・・。

簡単に説明すると

眼圧が高くなって、目の神経に問題が起き、

視野が狭くなっていくのが緑内障です。

 

◆視神経って?◆

 

人間は、目だけではものを見ることはできません。

目で移した映像が脳に届いて、

初めて物が「見える」。

 視神経は、目で見た視覚的メッセージを

電気シグナルとして脳へ伝える

ケーブルの役割を果たしています

 

◆眼圧って?◆

「血圧」は血液を流すためにかかる圧力の事ですが、

眼圧もそのまま。

目に流れている「房水」を流すのにかかる圧力の事です。

眼科に行った時にだれもが体験したことがある

目に「プシュ」っと空気を当てる機械。

あれが眼圧を図る機械です。

 

緑内障で眼圧が上がと、

視神経が圧迫されて、視神経が損傷し

だんだんと見えなくなってくる・・・。

そして怖いのが、

損傷した視神経は元通りに完全回復することができない。

その為、早期発見、早期治療をしないと、

失明を招いてしまうのです。

 

◆緑内障の原因は?◆

緑内障の症状が出る直接的な原因は、

視神経が損傷すること。

視神経の損傷の原因と言われているのが、

緑内障の定義でもあげられた「眼圧」です。

 

眼圧が上がる原因は?◆

 

・糖分の摂りすぎ

・血液がドロドロ

・眼精疲労

・ストレス

・運動不足

・血圧

・肥満

・加齢

・気候

・アルコール

・たばこ

・強いまばたき

 

などが関係していると言われていますが、

眼圧が上がる原因は完全には解明されていません。

ですが血圧同様、眼圧も日々変わるので

生活を見直す事で眼圧を高くしない事が出来そうです。

 

◆通常眼圧の緑内障◆

 

緑内障の原因は眼圧が高いことでしたが、

眼圧が正常なのに緑内障「正常眼圧緑内障」というのもあります。

実は近年増加傾向にあり、

日本人の7割が正常眼圧緑内障であるとも言われています

正常眼圧緑内障は、

視神経を損傷している原因が眼圧である「緑内障」とは違い

眼圧が正常なのに、視神経を損傷していることになります。

原因は特定できていませんが、

・眼球内の圧力が正常な範囲より高くなる時間がある

・視神経が弱く正常な範囲の圧力でも傷がついてしまう

ことが「正常眼圧緑内障」の原因ではないかと推測されています。

その理由として

視神経の血の巡りが悪いことや、

視神経が圧力に弱いことが

原因ではないかと言われています。

 

◆健康診断で緑内障の疑いがあるとされる病名◆

 

緑内障の恐ろしいことは、

視野がかけているのを気づかない事です。

視野が欠けているのにわからないって、

あるわけない。と思われがちですが、

緑内障の8割が自覚症状が出ていません。

正常眼圧緑内障の方は9割が、

緑内障に気づいていなかったと言います。

発見されるのは、ほとんどが健康診断。

「緑内障疑い」

 

「視神経乳頭陥凹」

 

「視神経乳頭陥凹異常」

 

「視神経乳頭陥凹拡大」

 

「視神経乳頭陥没拡大」

 

「網膜神経線維束欠損」

 

「網膜神経線維欠損」

 

「カッピング」

 

「視神経乳頭形状異常」

これらは、緑内障の疑いありの診断です。

健康診断でこんな病名が記載されていたら

眼科で緑内障の検査を行いましょう。

 

◆緑内障の症状は?◆

見える範囲が狭くなる事が、最も一般的です。

が・・・何度も言いますが、

視野が欠けても自覚できていないことがほとんど。

 

視野が欠けていない場合の初期症状はもっとわかりにくい。

 

急激に眼圧が上昇した場合は

 眼の痛み 

充血

目のかすみ

頭痛

吐き気をなどの症状が出ることもあるそうです。

疲れ目、ドライアイなどでも出る症状ですね

 

あとは、親、兄弟に緑内障の人がいたり、

強い近視があると緑内障になる可能性が高いみたいです

 

 

◆緑内障の予防は?◆

緑内障の予防は健康的な生活が大切です。

って普通ですね。

緑内障の予防というより

眼圧を上げない方法は・・・

タバコを吸ったり

首まわりを絞めつけたり

長時間うつむいてたり

水分を一度にたくさん摂ると

眼圧があがる可能性があるみたいなので気を付けましょう。

 

◆緑内障の治療について◆

 

緑内障の治療は症状やタイプによって違いますが、

緑内障は治すことができないので

緑内障の進行を遅らせる治療になります。

 

眼圧を上げないために

目薬

レーザーで穴をあけて眼圧を下げる手術などが行われます。

 

◆緑内障とドライアイ◆

 

緑内障の原因に毛様体筋の機能低下も挙げられています。

毛様体筋とは、遠くを見たり近くを見たりする時に重要な目の筋肉。

ドライアイになると、疲れ目になり毛様体筋の働きも低下します。

が・・・

ドライアイが緑内障の原因になるになる

明確な因果関係は解明されていません。

ドライアイになると目に負担がかかるので

まったく関係がないというわけでもないと思いますが・・・

 

◆緑内障の薬とドライアイ◆

 

緑内障の点眼薬の長期使用の副作用として

ドライアイがあげられています。

ドライアイが辛い方は、医師に相談しましょう。

 

◆緑内障と市販の点眼薬◆

 

緑内障の患者さんに良くドライアイ用の目薬が処方されます。

また、緑内障の進行を遅らせる目薬の副作用で

ドライアイになりやすく市販の点眼薬を購入する方もいらっしゃいます。

が・・・気を付けたいのが

緑内障に良くない成分が入っている場合があります。

これは抗菌目薬の添付文書の書き方で指導されているものですが、充血除去剤などが入っている点眼の場合、

散瞳を起こす恐れがあり緑内障を悪化させる場合があります。

緑内障の中では数少ないのですが、閉塞隅角、あるいは狭隅角といった種類の緑内障の患者さんには注意が必要なものです。

目薬を併用して使用する場合は、医師から処方してもらうのが一番ですが、市販の目薬を使用するときは薬剤師さんに確認しましょう。

 

◆犬も緑内障になる◆

最後に余談ですけど、ドライアイ同様に「犬も緑内障になる」らしいです!!

犬の場合も、基本的には人間と同じようにある程度の年齢から発症しやすく、

時間とともに少しずつ視野が狭く、失明の可能性もあるってことです。

眼がショボショボや充血、頭をなでられるのを嫌がったり、つまずいたり、ぶつかったりがサインかもしれません。

 

 

 


1件のコメント

  1. 井上清 より:

    ありがとうございます。大変参考になりました。僕は60歳で左目の下半分が緑内障で見えません。点眼薬のコソプトとルミガンを毎日点眼してます。
    今の医療では眼圧の軽減しか、対処法がないのか?もっと研究が進んで望しい、と期待してます。

コメントを残す