ドライアイ専門のドライアイ検査ってどんなことをするの?


検査

眼科でドライアイの検査をし

目にリトマス試験紙のような紙を挟んで

涙の量を計るだけだった。

と言われる方が多くいらっしゃいます。

そのドライアイ検査は「シルマーテスト」というのですが、

ドライアイ検査の初歩の検査です。

現在、

ドライアイを正確に検査するには、

5つの角度から

検査し検証することが望ましいとされています。

◆5つのドライアイ検査◆

 

①涙の量を検査

 

②涙の質を検査

 

③まつ毛の生え際(眼瞼縁)の検査

 

④その他の検査

 

⑤自覚症状の確認

 

 

◆涙の量を計る検査◆

 

涙の量が正常の範囲でているか検査し、

正常値以下だとドライアイと診断されます。

眼科によって、

検査の方法が異なりますが現在行われているのは

4つの検査方法があります。

 

①シルマーテスト

たぶんもっとも多いのがこのドライアイ検査。

リトマス試験紙のような細い紙を少し折り、

涙点の上にのせ、

目を閉じてまぶたで挟んで5分間待ち、

紙にしみこんだ涙の量を刻まれている目盛りで読みます。

10mm以上が正常

5mm以下はドライアイと診断されます。

シルマー検査

②ゾーンクイック検査

糸のようなものを下まぶたの端に15秒間挿入し、

涙でぬれた糸の長さで涙の量を検査します。

シルマー検査よりも違和感が少なく、

短時間で検査することができます。

検査は1回とは限らず、

必要に応じて5分ごとに何度か繰り返し、

正しい涙液量を調べます。

 

③ティアメニスカス(涙三角)

下まぶたの上にまたがっている

涙液の高さを調べて、

涙液貯留量を検査します。

 

 ④ストリップメニスコメトリチューブ(SM Tube)

5秒間で、涙液の貯留量を計る事ができます。

麻酔点眼をしない為、簡単にできるドライアイの検査です。

発売されたばかりで実際に

使用されている眼科は少数です。

 

 ◆涙の質を検査◆

涙の質が低下していると、

涙の量は正常でも、

ドライアイと診断されます。

眼科によって検査方法が違いますが、

現在行われているのは3つの検査方法があります。

 

①涙液層破壊時間(BUT)

目の表面を覆っている涙が、

どのくらいの時間で乾燥し始めるか、

涙の安定性を調べる検査です。

フルオレセインという色素を点眼し、

細隙灯顕微鏡で青色光を用いて目の表面を観察します。

 

点眼後まばたきを止める


目の表面が乾いて色素が消える部分が現われる

 

この時間をBUT(Tear Break Up Time)

と呼んでいます。

BUT10秒以上が正常

BUT5秒以下ならドライアイと診断されます。

 

②クリアランステスト

BUT検査で使用される色素(フルオレセイン)を

点眼して、5分ほど待ち

色素の排出具合をみる検査です。

涙の排出量が少ないと洗い流す力が弱いため、

ドライアイと診断されます。

 

③染色テスト

色素で眼球の表面を染め、

生体顕微鏡で目視し検査します。

眼球前面、角膜の傷や凹凸状態などをみて、

ドライアイの所見がないか医師が確認します。

染色テスト

◆眼瞼縁(マイボーム腺)の検査◆

まつ毛の生え際のマイボーム腺から

スムーズに脂がでているか検査します。

マイボーム腺の脂の分泌が悪いと、

涙が蒸発しドライアイになります。

検査方法は2種類です。

 

① マイボーム腺評価用器具(MGE-1000)

まばたきと同時に圧力を目に与えて、

眼瞼縁、まつ毛の生え際の

マイボーム腺の油が分泌具合を検査します。

※2014年2月発売の最新の機械なので導入がはじまったばかりです。

② 所見

先生が目元を観察して、

マイボーム腺が詰まっていないか確認します。

 

◆その他の検査◆

 

涙の中の特殊タンパクの測定検査

アレルギー検査

知覚検査

などドライアイの原因となっているものがないか

トータル的に検査が行われます。

 

また病気が原因と考えられる場合は

全身検査、

目の検査等を行います。

 

◆ドライアイの自覚症状の確認◆

 

医学的にはドライアイではないと判断されたり、

検査では軽度のドライアイだが、

患者は重症のドライアイ症状を訴えている。

などドライアイは

検査だけでは判断しづらい病気です。

患者によって自覚症状も違うため、

本人の自覚症状もドライアイの

検査の基準と考えられてきました。

眼科でドライアイ研究会が作成した

ドライアイ問診票が主な検査で用いられています。

◆ドライアイ外来での精密検査がおすすめ◆

ドライアイは、涙の量が足りないから

「目が乾く」と思われていましたが、

目を酷使する現代人の

ドライアイ原因や

ドライアイの症状はとても複雑化しています。

ドライアイの改善に最も重要な事は、

自分のドライアイの状態に合った治療を行う事です。

それに必要なのは

精密なドライアイの検査です。

しかしすべての眼科で

様々なドライアイの検査を行うことはできません。

なかなかドライアイが改善しないという方は

「ドライアイ専門外来」で

ドライアイの検査を行うことをおすすめします。

 

◆この記事を読んだ方に良く読まれている記事◆

ドライアイ治療のすべて


コメントを残す